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エッセンシャルオイル プチグレイン

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オイルのプロフィール 「プチグレイン」

Petitgrain (植物学名 Citrus aurantium)

プチグレインのエッセンシャルオイルはビターオレンジ(Citrus aurantium 及びその亜種)の木の、葉と枝先の緑色の部分から抽出されます。ビターオレンジはミカン科に属し、原産は東南アジアだったといわれています。その後インド北東部、ミャンマー、中国に広がり、やがてアラブの商人の手を経てアフリカ、アラビア、シリアに伝わりました。

これらの地域からムーア人に運ばれて、12世紀末までに、スペインのセルビアで栽培されるようになり、ビターオレンジの名で呼ばれるようになりました。

プチグレン植物
image copyright: Quinessence Aromatherapy Ltd

フランスとのかかわり

プチグレインはフランス語でビターオレンジの木を意味する petitgrain le bigaradierと呼ばれることもあり、これが英語風になって bigarade(ビガラード)ともいわれます。

厳密にいえば、真正ビターオレンジの木から抽出されたオイルだけがプチクレインの精油とされるべきで、亜種や交配種から抽出されたものは区別されるべきです。しかし現実には、真正ビターオレンジの木のみから抽出されたグレードのオイルは、南フランス、またはフランス種が現在栽培されている北アフリカ、エジプト、イタリア、スペインで生産される限られた量しかありません。

また、petitgrain bigarade sur fleurs d'oranger として知られる独特な精油がありますが、これは、葉、葉柄、枝先、花をいっしょに蒸留して抽出されたものです。

生産地

市場で取引されているプチグレインの精油のほとんどは、Citrus aurantium subsp.amara で、通常原産の国名が表記されています。プチグレイン・パラグアイ、プチグレイン・ハイチというように。パラグアイはとびぬけて大きな生産地です。

パラグアイ以外で、エッセンシャルオイルつくるためにビターオレンジの木が栽培されているのは、アルジェリア、エジプト、フランス、ギニア、ハイチ、イタリア、スペイン、チュニジアです。

ビターオレンジの木

ビターオレンジの木は小ぶりな常緑樹で、栽培種では3メートルくらいまで伸びますが、野生では6メートルほどの高さのものもあります。なめらかな茶色の幹から強い枝を伸ばし、スイートオレンジ(Citrus dulcis)の木と比べると葉の付け根が固く、より直立に近い形体をしています。枝先は柔らかく、葉は広い卵型で光沢があり、強い芳香を放っています。

かわいらしい白い花は5枚の花びらと24本の黄色いおしべから成り、4月か5月頃開花し、ネロリの精油の原材料となります。黄橙色の果実の果皮からは低温圧搾法でビターオレンジの精油が抽出され、緑色の枝先と葉からは、プチグレインの精油がつくられます。

伝統的な使用

Citrus auraniumは、果実、花、葉から精油が採れる、多産な木といえるでしょう。精油の抽出法が発明されるよりずっと前から、世界各地の民間医療で、樹皮、葉、花、果皮、果汁から得られる効用が広く利用されていました。

中央アメリカおよび南アメリカ、中国、ハイチ、イタリア、メキシコでは、葉を煎じて、発汗薬、痙攣止め、吐き気止め、興奮剤、健胃剤、強壮剤として飲んでいました。風邪、熱、下痢、消化不良、出血、小児疝痛、吐き気、肌の吹き出物などの症状に使われていました。

収穫と抽出

木は葉ぶりを最高に保つため9カ月ごとに剪定されます。収穫はいつしてもよいのですが、実際のところ、エッセンシャルオイルの需要に応じて行われています。

オイルの抽出は、原始的ながら効果的な蒸留器を使った水蒸気蒸留法で行われます。薄黄色のオイルは新鮮で乾いた葉っぱのようなかんきつ系の香りがし、甘いハーブと木の香りも漂います。

アロマセラピーでの使用

プチグレインのエッセンシャルオイルは多様な用途に使われ、他のいくつかの精油もそうですが、リラックスと気分高揚の両方の作用があります。ネロリと同様、肌にもよく、アクネ、ニキビ、吹き出物を改善し、皮脂腺の過剰な働きを抑え、肌の色つやを整えます。そしてネロリよりずっと安いです。

また、ぜんそくや痙攣、下痢、消化不良、体液の鬱滞、気分の落ち込み、片頭痛、神経疲労、ストレス、べたつく肌や老化肌など、実に多くの状態に使われています。用途の広い精油です。

プチグレインのブレンド

このオイルは単独でも独特な香りとセラピー的な効果がありますが、ミドルノートとして他の精油にブレンドするにも適しています。次のような精油とのブレンドを試してみてください:

バジル、ベンゾイン、ベルガモット、クラリセージ、サイプレス、ゼラニウム、ラベンダー、レモン、ライム、リナロールウッド、マンダリン、ネロリ、オレンジスウィート、パルマローザ、ローズマリー、サンダルウッド、イランイラン


この記事は許可を得てクインエッセンス・ニューズレターから一部を翻訳したもので、英語原文の著作権はクインエッセンス・アロマセラピー社に属します。
written by Jeoff Lyth, Copyright © Quinessence Aromatherapy Ltd 

<ご注意>
アロマセラピーは、医療・治療行為ではありません。クインエッセンス・ニューズレターおよび翻訳文に記載される記事は、教育・研究目的のものです。精油などのご使用に際しては、自己責任に基づいて行われるようご注意ください。

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