これら高度に精製され、溶剤を使って搾取されたオイルは、料理用としてスーパーマーケットの棚に並びますが、アロマセラピーの使用にはまったく適していません。ビタミン、ミネラル、必須脂肪酸は、抽出過程で破壊されてしまっています。
アロマセラピーでは、肌に滋養を与えるのに、低温圧搾のオイルを用いなければなりません。グレープシードオイルについては、熱をくわえなければ現実的な収穫率を得られないため、低温圧搾法は用いられていません。
<精製オイルと未精製オイル>
アボカド、ココナッツ、ウィートジャームといった一部のオイルは「精製」と「未精製」のものがありますが、選択できるなら未精製がよいでしょう。しかし、未精製のココナッツオイルはバター状で使用できないため、「fractionated」というオイルがアロマセラピーでは使われています。
未精製のアボカドオイルは濃い緑色で強い香りがあり、誰もが好むものではありません。しかし、レシチンとビタミンA、Dを豊富に含んでいます。同様に、ウィートジャームオイルは濃いオレンジ色でシリアルのような強い匂いがありますが、高レベルの必須脂肪酸とビタミンEを含んでいます。
化粧品業界は、暗い色や強い匂いが完成品に影響するため、精製オイルを好みます。このため未精製のオイルは少量しか生産されず、見つけるのが難しいかもしれません。しかしアロマセラピーの専門店では未精製の低温圧搾の植物油が手に入るでしょう。
次のニューズレターでは一般的なキャリアオイルのセラピー効果についてみていきます。
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ボレジの花
ボレジオイルは高濃度のガンマリノレイン酸(GLA)を含み、含有率は25%とイブニングプリムローズオイルの2倍に達するともいわれています。
GLAは関節の動きや乾燥肌の改善を助けるとの研究結果が報告されており、継続的に肌につけると小じわやしわをなめらかにするといわれています。 |