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クインエッセンス アロマ便り
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ベースオイル Part2 〜2007年7月号より〜 |
キャリアオイルを選ぶのは、アロマ初心者には少し難しく感じられるかもしれません。でもエッセンシャルオイルの選択と同じく、必要にあった作用を持つオイルを選べばいいのです。それぞれの植物油の特性とはたらき、粘着度を知っていれば、簡単に選べるでしょう。
たとえば単にボディマッサージを楽しみたいときはスイートアーモンドオイルが最適でしょうが、フェイシャルトリートメントにはべストではないかもしれません。なぜなら、ほかにもっと必須脂肪酸やビタミンなど肌に滋養を与えしわを予防する成分を含むオイルもあるからです。
<キャリアオイルもブレンド>
未精製のアボカドやウィートジャームなどは栄養たっぷりのオイルですが、マッサージに使うには重すぎ、強い香りがあってその香りを好まない人もいます。
これらは、アーモンドやアプリコット、ピーチのような香りのない軽いオイルに15〜20%混ぜて使います。そうすればボディにもフェイシャルにも、アボカドなどの持つ効果を得ることができます。
ボレジ、イブニングプリムローズ、ローズヒップなどはやや重い感触ながらフェイシャルの集中トリートメントにそのまま使えますが、これらを他の軽いオイルに混ぜればボディマッサージにも使用できます。
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Copyright: c 1997-2006 Quinessence Aromatherapy Ltd
イブニングプリムローズ
(月見草)
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<相乗効果>
キャリアオイルはエッセンシャルオイルほど重視されないことが多いですが、これは残念なことです。通常アロマトリートメントは、2%のエッセンシャルオイルと98%のキャリアオイルで行われます。フェイシャルトリートメントでは、キャリアオイルが99%です! キャリアオイルは、エッセンシャルオイルとの相乗効果で、しわを予防し肌を和らげ透明感を与える素晴らしい力を持っています。
では用途が広い12種のオイルの特徴をみてみましょう:
●スイートアーモンドオイル
なめらかな感触と滋養効果で、ボディマッサージによく使われます。定期的に使うことで、肌に栄養を与え保護します。
●アプリコットカーネル/ピーチカーネルオイル
この2種はほとんど成分が同じです。フェイシャルに適し、肌に柔軟性を与えます。
●アボカドオイル(未精製)
他のキャリアオイルより浸透性が高く、乾燥肌・老化肌に保湿力を与え柔らかく整えます。もしアボカドの香りを強く感じるようだったら他のオイルで薄めるとよいでしょう。セリュライト予防や筋肉・関節のトラブルにも効果的。
●ブラックシードオイル
不飽和脂肪酸と必須脂肪酸を多く含み、肌に栄養を与えたいときに最適です。高い保湿力があるのに、肌にべたつきを残しません。活力を高め、慢性的な筋肉・関節の痛みに使われます。
●ボレジオイル
ガンマリノレイン酸(GLA)を多く含みます。GLAは関節の動きや健康に効果があると臨床で報告されています。フェイシャルスキンケアでは小じわやしわのある肌に。他の軽いオイルに希釈して使います。
●ココナッツオイル
手やボディの保湿に最適。軽く肌への浸透がよく、なめらかで透明感のある肌になります。傷んだり乾燥したヘアケアにも。
●イブニングプリムローズオイル
リノール酸、GLAを多く含み、フェイシャルでは乾燥肌や敏感肌を保湿し柔軟に整えるオイルです。この成分は健康な細胞の働きに欠かせず、免疫システムにも影響するものですが、体内で合成することができません。マッサージに使うときは他の軽いオイルと混ぜて使います。
●ホホバオイル
分子構成が人間の皮脂に近く、肌に輝きを与えます。用途の広いオイルで、つまった毛穴を洗浄し、肌を保湿し、健康な輝く肌色を作ります。フェイシャルトリートメントに最適。
●マカダミアオイル
若い肌に多く含まれるパルミトレイン酸を豊富に含有。体内で作られるパルミトレイン酸は年齢を重ねるにつれ減少してしまうため、定期的にマカダミアオイルでトリートメントすることで肌の老化を予防します。
●モリンガオイル
パルミトレイン酸、オレイン酸、リノール酸、ビタミンA、Cを含み、保湿、滋養にすぐれたオイル。安定性が高く、成分はオリーブオイルに似ていますが軽い感触です。抗酸化作用も。
●ローズヒップオイル
肌細胞の再生を促進するとの研究報告があり、しわや肌の老化予防を助けます。ストレッチマーク(妊娠線・肉割れ)、傷痕、老化肌に最適。
●ウィートジャームオイル
ビタミンEを含み、乾燥、老化、疲れが気になる肌に滋養を与えます。マッサージに単独で使うには重すぎるので、他のオイルに15%程度に希釈して使います。
フェイシャルトリートメントに使うときには、これらキャリアオイル5mlに対しエッセンシャルオイル1滴を加える(濃度1%)ことで効果を高められます。
乾燥〜普通肌には: ローズ、ネロリ、ゼラニウム、パルマローザ、サンダルウッド、ラベンダー
脂性肌には: サイプレス、レモン、ジュニパーベリー、ゼラニウム
フェイシャルトリートメントは、オイルは少量で十分なのでたくさんつけすぎないように、また敏感な目元は避けて、やさしくゆっくりと、オイルが肌に浸透するように行いましょう。
Written by Sue Charles
Copyright: c 1997-2009 Quinessence Aromatherapy Ltd
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<ご注意>
アロマセラピーは、医療・治療行為ではありません。
クインエッセンス・ニューズレターに記載される記事は教育・研究目的のものです。精油などのご使用については、自己管理に基づいて行われるようご注意ください。 |
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