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オイルのプロフィール 「マンダリン」  

 == Mandarin (植物学名 Citrus reticulata) ==

マンダリンの精油は、どんなときも、年齢にかかわらず、日差しと幸せを感じるかぐわしい香りを持っています。 「マンダリン」は薄い柔らかな果皮と、他のオレンジより甘みをもつ種類のオレンジの総称です。 このグループに属するかんきつ系の果実は、明るい色の皮と実、分割された果肉を持ち、皮もむきやすい特徴があります。

かんきつ系果物は多種の自然交配種、栽培種があり、自然の変化が多いため、真の原産地を特定することは難しく、歴史や由来もあいまいになっています。 マンダリンも例外ではありません。 Citrus reticulataの真の起源を特定することは困難ですが、多くの植物誌によれば、インドシナか中国南部と推定されます。 紀元前12世紀に中国で栽培されていたとの記録が残っています。
 
  マンダリン
 
 
<西洋への伝播>
起源がどこであれ、マンダリンは1805年までにヨーロッパに伝わりました。 自然歴史家のサー・アブラハム・ヒュームが中国から2つの栽培種をイギリスに運んだのです。 英国からマルタに、そしてシシリアとイタリア本土に伝わったとされています。 それからはこの地域で育った種は地中海マンダリン(Citrus reticulata var.deliciosa)となり、今では地中海地方の重要な農産物になっています。

サツママンダリン(Citrus unshiu)は起源は中国かもしれませんが、700年前に日本で初めて記録されました。サツマは日本で最も栽培され消費されています。サツマは日本の九州最南部、現在鹿児島県の地名です。 (訳者注: 温州みかんのこと)

<植物概要>
種類によりますが、マンダリンの木は通常5メートルと、スイートオレンジの木より小ぶりです。 年数を経ると、7メートルに達するものもあります。

このしなやかな常緑樹は、細い垂れ下がる小枝を持ち、披針形の葉は表も裏も光沢があります。香りのよい小さな白い花がたくさん枝につきます。果実は扁平の球形で、直径5〜10センチ、明るいオレンジ色から、熟すと赤みが増します。

マンダリンの種類は園芸学では下記のように分類されています。
 ・Citrus reticulata 一般的
 ・Citrus nobilis 最上種
 ・Citrus deliciosa 地中海種
 ・Citrus unshiu サツマ

<生産地>
マンダリンは気候への適応性がよく、砂漠の湧水地帯、亜熱帯の地中海気候の環境で育ちます。 亜熱帯の環境条件でとれる果実が最良とされています。 商用に栽培されているのは、アフリカ、南北アメリカ、オーストラリア、ブラジル、中国、イタリア、日本、スペイン、米国、西インド諸島です。

<伝統的な利用法>
他の多くのかんきつ類と同様、マンダリンも、中国、インド、ヨーロッパを含む多くの伝統療法で用いられ、高く評価されてきました。 中国医療では未成熟の果皮が胸痛、消化不全、肝硬変に用いられました。 肝臓の気を正すと考えられているのです。 また脾臓、肺にも作用すると信じられ、痰やしゃっくりに用いられています。 フランスなどヨーロッパ諸国では、果実と果皮が消化不良としゃっくりに、子供にも老人にも用いられています。

<収穫と抽出>
果実が十分に熟すとすぐに収穫されます。 さもないと廃棄しなければなりません。 しかしマンダリンの果実は気候が寒くなく、湿気のないときしか収穫されません。 デリケートな果実はぶつけ傷に弱く、収穫時に傷ついてしまいやすいため、注意深く熟練技で行わなければなりません。 傷を避けるため、人の手で収穫されます。

マンダリンのエッセンシャルオイルは、冷温圧搾で抽出されます。 色は原産地、種類、成熟度合いにより、緑がかった黄色か赤みを帯びた黄色です。 栽培されているマンダリンの大半はフルーツかジュース向けに売られ、精油原料となるのはごくわずかです。 このためマンダリンの精油は、他のかんきつ系精油より高くなっています。

<アロマセラピーでの使用>
マンダリンは、肉体面、精神面とも広い用途をもつ精油です。 マッサージでは、数滴をキャリアオイルに加えて、セリュライト、ストレッチマーク(肉割れ線、妊娠線)、体液の鬱帯に用います。ジュニパーベリー、サイプレスとのブレンドで相乗効果が期待できます。

マイルドな抗痙攣作用があるため、筋肉の痙攣を和らげるのに有効です。 また、腹部にマッサージすると、消化不良や胃炎を緩和します。 香りは気分を引き立たせ、明るくし、リラックスさせるので、不安や神経の緊張、ストレス、いらいら、不眠、トラウマのようなネガティブな感情に適しています。 大人にも子供にも使えます。

マンダリンのエッセンシャルオイルは子供にも安全との評価がありますが、主要な化学成分は他のかんきつ系オイルと同じなので(約70%はリモネン)、これは過剰に評価されるべきではないでしょう。  長期間、高濃度での使用は、わずかながら皮膚刺激があります。 子供に使うときは、キャリアオイル5mlに1滴(1%)までとします。

さわやかなすばらしいマンダリン精油の香りは多くの精油とブレンドに適しています。
例) バジル、ブラックペッパー、カモミールローマン、シナモンリーフ、クローブバド、ラベンダー、マジョラムスウィート、ネロリ、ナツメグ、パルマローザ、プチグレン、その他かんきつ系

Written by Jeoff Lyth
Copyright: c 1997-2009 Quinessence Aromatherapy Ltd
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